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いは即時修繕として実施されている。
(2)検査、管理
(a)軌道検測
軌道検測車による年2回の測定のほか、手測定を年2回定期的に行っている。軌道検測車はプラッサーの大型を用い、列車扱いとして幹線を通して走行測定を行う。
(b)線路イシスペクター
担当区域を分け、軌道の検査や管理のみでなく、線路に関わる施設、機器、土地等、すべての事柄を掌握する。これに基づいて作業の計画、管理を始め、施設の年度要求、施工管理、対外協議まで、広く的確に線路保守につとめている。
(3)軌道作業
(a)マルタイによる軌道整正
プラッサマルタイを主体とした整正ギャング2編成を北線に充当し、概ね年1回の連続整正を行っている。高低、通り、円度について自動検知整正システムを駆使し、すべて昼間の作業により、行き届いた整正効果をあげている。
(b)軌道材料の補修
現行の軌道規格は低いため強化が進められるところであるが、現行規格に対する構成材料の補修は一般に充足していると見られる。道床バラストは十分な量が補給され、木枕木、タイプレート等も所要の健全レベルが維持されていると見受けられる。日常の材料交換作業としては、木枕木の部分交換が最も多く行われている。
(C)ロングレール
?@ 工場のフラッシュバット溶接により、18mを144mとし、これを現場においてテルミット溶接する。
?A ロングレールの長さは、駅から駅までの連続を一般としている。ロングレール端には普通継目1か所を置いている。
?B 山岳地をロングレールとせずに18mとしているが、これは張出し防止のためではなく、レール交換作業を含めた保守の経済性から決めてい

 

 

 

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